今月公開された映画「ビーキーパー」を観てきました。
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結論から言うと普通に楽しめたんですが、

今観てる「今際の国のアリス」と同じ楽しみ方だと感じたので

そこを中心に感想を書いていきます。

テンプレ的快感

話としてはよくある勧善懲悪系。

なんかよくわからん組織にいた強いおっさんが、

引退して養蜂で暮らしてたけど

良くしてもらってた地域のおばさんの死をきっかけに

その原因となった悪者を倒すという話。

どんでん返しもないし、キャラがめちゃくちゃ良いわけでもなかったです。

主人公が何でそこまで怒ってんのかにも共感できなかったし。

ただ、アクションシーンは迫力あって

主人公役のジェイソン・ステイサムがひたすらカッコいい。   

そして、負けないと分かっている安心感の中で

悪をボコボコにする展開のカタルシス。

ジェイソン・ステイサム主演というところからある程度予想はついてましたが、

結局観に来てる人ってそういうものを求めてるんですよね。

小難しくなく単純にスカッとできて楽しめますから。

そういう点で、作りやすくもあるし需要もあるんだろうなあと思ったんですが、

一方で心に残るほどの作品でもないのかなあと。

ここでNetflixドラマ「今際の国のアリス」の話が出てくるんですが

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これもいわゆるデスゲームの話で、

やることはだいたい決まってます。

急にゲームに巻き込まれて負けたら死ぬ。

ゲームをどうやってクリアするかがキモで、

あとはその中に刺激性のあるグロが混じって

中毒性がある感じ。

どちらも決まった楽しみ方(ウリ)はあるものの  

魅力的なキャラは不在という点で同じだなと思いました。

これが悪いというわけではなく

抑えるツボさえ間違っていなければヒットの確率は高まりますし

観てる側も普通に楽しめますからね。

ただ、先に書いたように

心に残るような作品にはなりにくく

その時その時で楽しめる作品だな、という感想です。

やっぱり大ヒットしたり、心に残る作品は

派手なアクションシーンがなくとも設定や展開が普通でも

魅力的なキャラクターがいる作品だなというのは

改めて感じました。

でも普通に楽しめる作品だったので、

見に行って損はないと思います。