「君、編集者になりたいって熱望してるみたいだね」

ある日、お偉方から唐突にそう話かけられた。

そう、確かに日ごろから「編集者ってどういうフローでなれるんですかぁ!?」と

自分はうるさくわめいていた。

それがどこからともなく伝わったんだろう。

連載が決まっている作品を、一本引き継ぐことになった。

でも、これは自分の力を買われてのこと、とは思えない。

この時期にたまたまお辞めになる方がいて、その人の担当作品の

引継ぎ先が決まっていなかった、という偶然にも重なった結果だと思う。
(他にも編集者になりたいって言ってる人がいたら、その人になってた可能性は高い)

だから、正直嬉しさよりも今は不安の方が大きい。(うれしいけど)

うまくアドバイスできるか分からないし、書類関係意味不明だし、ネームとかok出るか分からんし…

ただ、任されたからには本気でやり遂げたいと思ってるのも事実。

曲がりなりにも、腐りながらも、今まで漫画は描いてきたから

何とかその経験を絞り出していい作品を作れるよう活かしたい、とは思ってる。

…思うことは誰にでもできるけど、それを形にするのが一番難しいんだよな…

まあこれで、作品のクオリティが下がって叱咤激励されたりするかもだけど、

「やるしかねえ!」と何とか奮起して、取り組んでいこうと思います。

という生存報告でした。

ちなみに…

細々と漫画もまだ描いてますが、未だにキャラの作り方はわかりません。

こっちは二の次になるかと思いますが、面白い作品を自分でも描けるよう、

勉強は怠っちゃだめだなあと思う日々です。