映画「ジョーカー」は本当に面白かった…。

アメコミにさして興味はないが、
サスペンスとして、人間ドラマとして、
1人の人間がジョーカーになるまでが描かれており
昨今ニュースで見る無差別事件だったり、自分も感じる生きにくさだったり
そういうことに重ね合わせて見ることが出来て
本当に面白い作品でした。(バッドマンのジョーカーも好き)
そんな作品の続編が出ると聞いたら見るしかないでしょうということで
本日見てきました「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

ーーーー以下ネタバレーーーー
結論から言って
「思ってたのと違う…」

めっちゃつまらないわけじゃないが、前作ほどの面白さがなく
鑑賞中もモヤモヤしてました。
個人的にその要因は、2つのことからきてると思うので
勝手に語ります。
①ミュージカルとの嚙み合わせの悪さ
今作はレディーガガ演じる、リー(ハーレー・クイーン)との出会いが
合唱の場だったからか、
感情描写としてミュージカルが使用されています。
が、この組み合わせは正直良いとは感じませんでした。
元々ミュージカルが苦手というのはありますが、
例えばディズニーなんかだと、まず前提としてファンタジー設定で
キラキラした世界観があります。
そこに歌って踊るミュージカルが出てきても、
その世界観があるのでそれも包み込んで「そういうもの」として認識できます。
つまり、組み合わせがいいわけですね。

一方で今作はどうか。
タバコに血に硝煙のにおいと、がっつりサスペンス感ある(どちらかというと)大人向け
な作品です。
そこで急にジョーカーやハーレーが歌いだしたらどうでしょうか。
すごい違和感しかないわけですよ。
歌いだしたら冷めちゃって、さっきまで入ってたジョーカーの世界から
引っ張り出される感じです。

歌いだすとしばらくはそのパートが進むので、
それによってダレてる感もあったなあとも思いました。
また、先ほどのディズニーでいうと
ディズニーを見る層はミュージカルも込みでそういう「キラキラした世界」が
見たいから需要とあってると思います。
ですがジョーカーを見たい人は、自分の心中を歌で吐露するショーカーが見たいのかな?
と思います。
(現に今作はあまり評価が高くないみたい…)
つまり観客が求めてるものとの間にギャップがあったんじゃないかなと。
ジョーカーの心情を見せるなら、表情で仕草で声で見たい
ミュージカルよりもいい演出あったでしょう、と
そんな感じなのかなと思います。
②ジョーカーがジョーカーしてない
次にシンプルに「期待してたジョーカーがいなかった」
ジョーカーの魅力って何だろうって考えた時
・誰にも苦しさが分かってもらえない
・誰も自分を見ていない
・世界に何も救いがない
そんな普遍的な闇を内で育てて、全てを諦め笑って、破壊に走る姿だと思います。
許されることじゃないんだけど、そうなっても仕方がない、そうしてやりたい
ある意味そういう「願い」を代わりに叶えてくれている姿に自分は魅力を感じます。
(だから作中でもみんながマスクを着けて熱狂的信者になっているのでは)
しかし、今作ではそういった姿はほとんど描かれていなかったです。
精神病棟(刑務所?)に入っているアーサーがハーレーと出会ったことを契機に、
「ジョーカー」が復活する…といった流れなのですが、
(その流れ的に仕方がないことはあるとして)
ジョーカーに戻りそうなアーサー状態がず~ッと続くので
「早くメイクして赤いスーツを着ておくれ…!」
と思ってました。
で、ジョーカーに戻るんですけどそれも映画全体から見たら一瞬で…。
しまいには、何を思ったか自分の犯罪を後悔してハーレーにも呆れられるし
(こんなことジョーカーが言うか!?みたいな)
期待してたジョーカーじゃないなあと思いました。
まああそこで謝罪したところに、
結局は寂しくてただ認められたかったアーサーという人間性が出たのかなと思いましたが
個人的には前作で「ジョーカーになった」と思っていたので
今更こんな風になるかな…という感じでした。
ーーーーー
以上2点が、自分的モヤモヤ感の理由です。
とはいえ、演技もすごく良くてレディーガガの歌も上手かったですし
本当につまらないというわけじゃないので、見てほしいです。
そして感想を教えてください。

アメコミにさして興味はないが、
サスペンスとして、人間ドラマとして、
1人の人間がジョーカーになるまでが描かれており
昨今ニュースで見る無差別事件だったり、自分も感じる生きにくさだったり
そういうことに重ね合わせて見ることが出来て
本当に面白い作品でした。(バッドマンのジョーカーも好き)
そんな作品の続編が出ると聞いたら見るしかないでしょうということで
本日見てきました「ジョーカー フォリ・ア・ドゥ」

ーーーー以下ネタバレーーーー
結論から言って
「思ってたのと違う…」

めっちゃつまらないわけじゃないが、前作ほどの面白さがなく
鑑賞中もモヤモヤしてました。
個人的にその要因は、2つのことからきてると思うので
勝手に語ります。
①ミュージカルとの嚙み合わせの悪さ
今作はレディーガガ演じる、リー(ハーレー・クイーン)との出会いが
合唱の場だったからか、
感情描写としてミュージカルが使用されています。
が、この組み合わせは正直良いとは感じませんでした。
元々ミュージカルが苦手というのはありますが、
例えばディズニーなんかだと、まず前提としてファンタジー設定で
キラキラした世界観があります。
そこに歌って踊るミュージカルが出てきても、
その世界観があるのでそれも包み込んで「そういうもの」として認識できます。
つまり、組み合わせがいいわけですね。

一方で今作はどうか。
タバコに血に硝煙のにおいと、がっつりサスペンス感ある(どちらかというと)大人向け
な作品です。
そこで急にジョーカーやハーレーが歌いだしたらどうでしょうか。
すごい違和感しかないわけですよ。
歌いだしたら冷めちゃって、さっきまで入ってたジョーカーの世界から
引っ張り出される感じです。

歌いだすとしばらくはそのパートが進むので、
それによってダレてる感もあったなあとも思いました。
また、先ほどのディズニーでいうと
ディズニーを見る層はミュージカルも込みでそういう「キラキラした世界」が
見たいから需要とあってると思います。
ですがジョーカーを見たい人は、自分の心中を歌で吐露するショーカーが見たいのかな?
と思います。
(現に今作はあまり評価が高くないみたい…)
つまり観客が求めてるものとの間にギャップがあったんじゃないかなと。
ジョーカーの心情を見せるなら、表情で仕草で声で見たい
ミュージカルよりもいい演出あったでしょう、と
そんな感じなのかなと思います。
②ジョーカーがジョーカーしてない
次にシンプルに「期待してたジョーカーがいなかった」
ジョーカーの魅力って何だろうって考えた時
・誰にも苦しさが分かってもらえない
・誰も自分を見ていない
・世界に何も救いがない
そんな普遍的な闇を内で育てて、全てを諦め笑って、破壊に走る姿だと思います。
許されることじゃないんだけど、そうなっても仕方がない、そうしてやりたい
ある意味そういう「願い」を代わりに叶えてくれている姿に自分は魅力を感じます。
(だから作中でもみんながマスクを着けて熱狂的信者になっているのでは)
しかし、今作ではそういった姿はほとんど描かれていなかったです。
精神病棟(刑務所?)に入っているアーサーがハーレーと出会ったことを契機に、
「ジョーカー」が復活する…といった流れなのですが、
(その流れ的に仕方がないことはあるとして)
ジョーカーに戻りそうなアーサー状態がず~ッと続くので
「早くメイクして赤いスーツを着ておくれ…!」
と思ってました。
で、ジョーカーに戻るんですけどそれも映画全体から見たら一瞬で…。
しまいには、何を思ったか自分の犯罪を後悔してハーレーにも呆れられるし
(こんなことジョーカーが言うか!?みたいな)
期待してたジョーカーじゃないなあと思いました。
まああそこで謝罪したところに、
結局は寂しくてただ認められたかったアーサーという人間性が出たのかなと思いましたが
個人的には前作で「ジョーカーになった」と思っていたので
今更こんな風になるかな…という感じでした。
ーーーーー
以上2点が、自分的モヤモヤ感の理由です。
とはいえ、演技もすごく良くてレディーガガの歌も上手かったですし
本当につまらないというわけじゃないので、見てほしいです。
そして感想を教えてください。
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